セレッソブランコ（2012年生、母グランバザール）

セレッソブランコ（2012年5月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「白い桜（西）」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時15歳）と交配したグランバザールが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は天羽禮治。戦績は、中央平地24戦3勝2着2回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、天羽禮治から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、VICTORYによって294万円で落札された。

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

1月5日、デビュー戦は小坂忠士騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサカジロビューティに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

2月7日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

2月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

3月22日、中3週で迎えた5戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

6月28日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 雨/重）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、5着を確保した。

7月12日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったタカラジェニファにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

7月25日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 小雨/重）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で加藤祥太騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の気力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のマイネシーアをクビ差振り切って雨中の戦いを制した。

11月21日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で加藤祥太騎手（3戦1勝）。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では稟性の負けん気を発揮してゴールまでタレずに走り切り、4着を確保した。

12月19日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

4歳（2016年）

4月9日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は加藤祥太騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

6月25日、中8週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は加藤祥太騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の立待岬特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

7月16日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤祥太騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた16戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオフクヒメに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

11月5日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は加藤祥太騎手（8戦1勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

5歳（2017年）

4月2日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の勝負根性でゴールまで頑張り、4着を確保した。

4月29日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた21戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、ニシオボヌールにハナ差交わされて2着となった。

5月27日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の御池特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で義英真騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

9月30日、約4か月の休養明けで迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた24戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都芝1200m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

12月26日、中8週で馬体重を前走から21kg減らして迎えた25戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、’17メトロポリタンディセンバーカップ競走（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。