コスモルビー（2003年生、母Robinia）

コスモルビー（2003年5月7日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋宝石名」。毛色は栗毛。種牡馬のソヴィエトスター（当時19歳）と交配したRobiniaが18歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地21戦1勝2着2回。2005年の福島2歳ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

9月3日、デビュー戦は鮫島克也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したテイエムプリキュアを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月24日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のグッドショコラに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月9日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた4戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（2006年）

2月5日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。

3月5日、中3週で迎えた6戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の雪割草特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

3月11日、連闘で迎えた7戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

6月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の洛南特別（京都芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

7月8日、中2週で迎えた10戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の塩屋埼特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったリキアイダンディに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月30日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、4着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月1日、中4週で迎えた13戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 雨/稍重）に50kgの軽斤量で出走。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた14戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

4歳（2007年）

3月18日、約4か月半の休み明けで迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

5月20日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月24日、中4週で迎えた17戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

7月15日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の登別特別（函館芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

8月12日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、3歳以上500万下の佐渡金銀山特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に敗れた。

9月16日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた20戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

10月13日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で千葉直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。