ホシプリコシアス（1986年生、母ハヤセバトーサン）

ホシプリコシアス（1986年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のキタノカズスミ（当時7歳）と交配したハヤセバトーサンが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は酒井源市。戦績は、中央平地11戦2勝。主な勝ち鞍は1989年のアラブ特別(アラ系4歳以上300万下)。

経歴

デビュー前

庄野穂積厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

6月19日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は410kg。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

10月1日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた4戦目は、秋山忠一騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた6戦目は、山本康二騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。5頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のコトブキパワーをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

12月10日、中1週で迎えた7戦目は、須貝尚介騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳300万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

3歳（1989年）

1月29日、中6週で迎えた8戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上300万下（小倉芝1200m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた9戦目は、アラ系4歳以上300万下（小倉ダート1000m 晴/重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柿元嘉和騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた10戦目は、アラ系4歳以上300万下（中京ダート1700m 曇/不良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は石橋守騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

3月11日、連闘で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上300万下のアラブ特別（中京ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は須貝尚介騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のタケハナファストに6馬身の差をつけて制した。