トーセンモナーク（2005年生、母ホワイトウォーターアフェア）

トーセンモナーク（2005年2月19日）は、日本の競走馬、種牡馬。馬名の意味は「冠名＋君主」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時7歳）と交配したホワイトウォーターアフェアが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地9戦4勝、地方2戦2勝。2010年のブリリアントステークス(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、島川隆哉によって9,450万円で落札された。

小久保智厩舎（浦和）へ入厩。

4歳（2009年）

2月11日、デビュー戦は橋本直哉騎手を鞍上に据えて、4歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は557kg。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミホビジンに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月20日、中4週で迎えた2戦目は、4歳（浦和ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のテンジンダンサーに3馬身の差をつけて制した。

5月10日、中6週で馬体重を前走から25kg減らして迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のパレスミサイルに1馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

6月7日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた4戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

10月17日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1900m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアースワンハートに6馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

10月31日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。

5歳（2010年）

1月11日、中9週で迎えた7戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、しっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のシルクダイナスティに1馬身3/4の差をつけて5勝目を奪取した。

1月17日、連闘で迎えた8戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の雅ステークス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

4月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の阪神スプリングプレミアム（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のサンデーヒストリーに4馬身の差をつけて6勝目をゲットした。

6月12日、中8週で迎えた10戦目は、ハンデ戦でオープンのブリリアントステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（4戦2勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

6歳（2011年）

5月8日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、ハンデ戦でオープンのブリリアントステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。