プリマジア（2017年生、母オートキュイジーヌ）

プリマジア（2017年1月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「優位性(ポルトガル語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時14歳）と交配したオートキュイジーヌが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者はスガタ牧場。主な勝ち鞍は2021年の三浦特別(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

金成貴史厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

9月1日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。18頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では出色の末脚を発揮し、3着に入った。

10月15日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月1日、中6週で迎えた4戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したクリノプレミアムにクビ差届かず2着に惜敗した。

12月22日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したシベールにアタマ差届かず2着に甘んじた。

3歳（2020年）

2月23日、中8週で迎えた6戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタイキラッシュをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

4月25日、中8週で迎えた7戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では稲妻のようなを披露したが、4着に終わった。

6月6日、中5週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアキノスマートを3/4馬身振り切って2勝目を手に入れた。

11月1日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの河口湖特別（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

12月6日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの鳴海特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた11戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの大須特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

4歳（2021年）

2月21日、中8週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラスの大島特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

3月21日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。鞍上は菅原明良騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラスの両国特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

5月15日、中5週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラスの日吉特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（5戦1勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、4着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスの三浦特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るリュクスウォリアーを目の覚めるような末脚でハナ差だけ差し切って3勝目をつかんだ。

10月9日、約4か月の休み明けで迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの神無月ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（7戦2勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10月24日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上3勝クラスの天王寺ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（8戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5歳（2022年）

1月29日、約3か月の休養明けで迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの白嶺ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田辺裕信騎手（9戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、5着に終わった。

3月12日、中5週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの中京スポーツ杯（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のグランパラディーゾに1馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。

5月15日、中8週で迎えた21戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（中京ダート1400m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

6月25日、中5週で迎えた22戦目は、天保山ステークス（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

9月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、ラジオ日本賞（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

11月20日、中8週で迎えた24戦目は、福島民友カップ（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

6歳（2023年）

1月15日、中7週で迎えた25戦目は、門司ステークス（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は荻野極騎手（3戦1勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

3月19日、中8週で迎えた26戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、名古屋城ステークス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

4月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、京葉ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

6月13日、中8週で迎えた28戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、S3の川崎スパーキングスプリント（川崎ダート900m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた29戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、スパーキングサマーチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

8月3日、中3週で迎えた30戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、アフター5スター賞トライアル（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。