モンタナシチー（2001年生、母Antique Lamp）

モンタナシチー（2001年3月28日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「アメリカ西部の州名＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のサザンヘイロー（当時18歳）と交配したAntique Lampが18歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、地方4戦1勝2着2回。2004年の師走賞に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

友駿ホースクラブ愛馬会にて総額3,000万円（6万×500口）で一口馬主が募集された。

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

1月31日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイショウオブラを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

2月29日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月12日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月10日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤哲三騎手（4戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

8月22日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で佐藤哲三騎手（5戦0勝）。17頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり15着に敗れた。

9月20日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤哲三騎手（6戦0勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

11月20日、中8週で迎えた8戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、立冬特別（高崎ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったトロットテイオーから1馬身差の2着に敗北した。

12月11日、中2週で迎えた9戦目は、ターコイス賞（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったサムソンリンリンからクビ差の2着に甘んじた。

12月30日、中2週で迎えた10戦目は、師走賞（高崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のタキシードフェアーに半馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2005年）

4月16日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に敗れた。

6月8日、中7週で迎えた12戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップヴァルカン賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

8月20日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 小雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。