アドマイヤユラナス（2016年生、母ジュエルトウショウ）

アドマイヤユラナス（2016年3月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋天王星」。毛色は鹿毛。種牡馬のハービンジャー（当時10歳）と交配したジュエルトウショウが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2018年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、近藤利一によって6,480万円で落札された。

友道康夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

8月18日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月22日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴットパシオンに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2019年）

1月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり3着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の梅花賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで敢闘したが、サトノラディウスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月30日、中8週で迎えた5戦目は、3歳500万下のアザレア賞（阪神芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

4月28日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

8月18日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

4歳（2020年）

2月22日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したコパノケネディーに3/4馬身届かず2着となった。