フルティージャ（2019年生、母フリアアステカ）

フルティージャ（2019年2月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「苺(西)。母の生産国より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のイスラボニータ（当時8歳）と交配したフリアアステカが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地1戦0勝。主な勝ち鞍は2022年の3歳。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

林徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

6月6日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 小雨/良）に出走。馬体重は450kg。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

9月20日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

3歳（2022年）

1月30日、約4か月半の休養明けで迎えた3戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

3月19日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

5月7日、中6週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

7月16日、中9週で迎えた6戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

8月20日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

9月26日、中4週で迎えた8戦目は、篠谷葵騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

10月24日、中3週で迎えた9戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

11月29日、中4週で迎えた10戦目は、3歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は篠谷葵騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のマイネルグローリエを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

12月21日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2九十（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で篠谷葵騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

4歳（2023年）

1月19日、中3週で迎えた12戦目は、馬い!男は善一ブラック記念（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で篠谷葵騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた13戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したヴァンクールシチーを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

5月30日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、一般C2五（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は篠谷葵騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るモンテッソーリを半馬身差し切って2勝目を掴み取った。

6月19日、中2週で迎えた15戦目は、富里特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で篠谷葵騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

7月24日、中4週で迎えた16戦目は、馬い!八幡平バイオレット発売記念（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で篠谷葵騎手（6戦2勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2二三（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で篠谷葵騎手（7戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた18戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、ランチタイムチャレンジ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた19戦目は、マイアミ賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は篠谷葵騎手（8戦2勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で篠谷葵騎手（9戦2勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2三四（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で篠谷葵騎手（10戦2勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエドノスマイルを上がり2位の末脚で半馬身差し切って3勝目を掴み取った。

11月21日、中4週で迎えた22戦目は、栃木県馬事畜産振興協議会長賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で篠谷葵騎手（11戦3勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したモノノフイエローを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

5歳（2024年）

1月20日、中8週で迎えた23戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。17頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

3月16日、中7週で迎えた24戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

2024年3月20日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。