サダムラピュタ（2015年生、母アートスタジオ）

サダムラピュタ（2015年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+阿蘇外輪山にある『天空の道』」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時17歳）と交配したアートスタジオが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。主な勝ち鞍は2017年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、矢野牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、大西定によって3,348万円で落札された。

平田修厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

7月16日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 小雨/良）に出走。馬体重は472kg。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

8月12日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のディバインブリーズに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

11月12日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、2歳500万下の黄菊賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

3歳（2018年）

2月17日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のつばき賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

3月10日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

5月19日、中9週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のメルボルントロフィー（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

6月10日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、3歳以上500万下の生田特別（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

12月2日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（4戦1勝）。17頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

4歳（2019年）

2月16日、中7週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4月14日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

5月5日、中2週で迎えた13戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

9月1日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 曇/重）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

9月28日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝2600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、メロディーレーンに交わされて2馬身半差の2着となった。

11月10日、中5週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。主導権を握り、リードを2馬身以上キープして、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

11月30日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラスの長良川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（6戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

5歳（2020年）

1月19日、中6週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラスの呼子特別（小倉芝2600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で松若風馬騎手（7戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

2月16日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で松若風馬騎手（8戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

6月13日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラスの甲武特別（阪神芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で松若風馬騎手（9戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

12月19日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた21戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

6歳（2021年）

1月17日、中3週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた22戦目は、4歳以上1勝クラスの呼子特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は松若風馬騎手（10戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず4着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（11戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったセロシアに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

4月17日、中8週で迎えた25戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（12戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松若風馬騎手（13戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月13日、中4週で迎えた27戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は亀田温心騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

7月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート2400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、スーパーフェイバーに交わされて2馬身半差の2着となった。

7月17日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた29戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小沢大仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず15着に終わった。

8月22日、中4週で迎えた30戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小沢大仁騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したタイキドミニオンを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

9月5日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で小沢大仁騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月17日、中5週で迎えた32戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート2500m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で小沢大仁騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のローズボウルに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

12月18日、中8週で迎えた33戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの香取特別（中山ダート2400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

7歳（2022年）

4月9日、約3か月半の休養明けで迎えた34戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの印西特別（中山ダート2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は一杯になって16着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた35戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

10月8日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 曇/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた37戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

8歳（2023年）

8月12日、約7か月半の休み明けで迎えた38戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黒岩悠騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月14日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた39戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で黒岩悠騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月5日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた40戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で黒岩悠騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

12月3日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた41戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で黒岩悠騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

2023年12月14日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。