メロディーレーン（2016年生、母メーヴェ）

メロディーレーン（2016年2月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「椿の品種の一つ」。毛色は鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時8歳）と交配したメーヴェが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。2024年の万葉ステークス(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

森田直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

10月13日、デビュー戦は三津谷隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は336kg。17頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で三津谷隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で三津谷隼人騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

12月23日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で三津谷隼人騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

3歳（2019年）

3月2日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず10着に敗れた。

3月24日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は三津谷隼人騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

5月26日、中3週で迎えた9戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2400m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

6月15日、中2週で迎えた10戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のダンディズムに9馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月13日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 小雨/稍重）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず13着に敗れた。

9月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝2600m 外回り曇/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るサダムラピュタを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月20日、中2週で迎えた13戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、5着に入り込んだ。

12月21日、中8週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの江坂特別（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

4歳（2020年）

1月19日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデG2の日経新春杯（京都芝2400m 外回り曇/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（4戦2勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

3月22日、中8週で迎えた16戦目は、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（5戦2勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

5月3日、中5週で迎えた17戦目は、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田望来騎手（6戦2勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

7月5日、中8週で迎えた18戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの兵庫特別（阪神芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

5歳（2021年）

1月24日、約7か月の休み明けで迎えた19戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの海の中道特別（小倉芝2600m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のアドマイヤポラリスに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりの実戦を制した。

2月27日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの松籟ステークス（阪神芝3200m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

4月11日、中5週で迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪―ハンブルクカップ（阪神芝2600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は酒井学騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた22戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、G1の天皇賞（春）（阪神芝3200m 外→内晴/良）に出走。17頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

6月12日、中5週で迎えた23戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのジューンステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた24戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、G1の宝塚記念（阪神芝2200m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

10月31日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの古都ステークス（阪神芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（7戦2勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタイセイモナークを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて久方ぶりの実戦を制した。

12月26日、中7週で迎えた26戦目は、G1の有馬記念（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（8戦3勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

6歳（2022年）

2月19日、中7週で迎えた27戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。

5月1日、中9週で迎えた28戦目は、G1の天皇賞（春）（阪神芝3200m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は岩田望来騎手（9戦3勝）。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

6月26日、中7週で迎えた29戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、G1の宝塚記念（阪神芝2200m 晴/良）に出走。17頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

12月3日、約5か月半の休み明けで迎えた30戦目は、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周曇/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着を確保した。

7歳（2023年）

3月19日、約3か月半の休養明けで迎えた31戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

4月30日、中5週で迎えた32戦目は、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。17頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

9月3日、約4か月の休み明けで迎えた33戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの丹頂ステークス（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

12月2日、約3か月の休み明けで迎えた34戦目は、G2のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

8歳（2024年）

1月6日、中4週で迎えた35戦目は、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。