サダムドミニック（2014年生、母スプンキーウーマン）

サダムドミニック（2014年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタートルボウル（当時12歳）と交配したスプンキーウーマンが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は杵臼牧場。主な勝ち鞍は2019年の障害3歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

平田修厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

11月12日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。

3歳（2017年）

1月29日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

3月12日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/重）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

6月11日、中8週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

8月6日、中7週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（3戦0勝）。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

8月26日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（4戦0勝）。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって9着に終わった。

10月25日、中8週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ジュングレイドにクビ差交わされて2着に惜敗した。

11月6日、中1週で迎えた9戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

12月4日、中3週で迎えた10戦目は、3歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、抜け出したビッグディッパーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

12月11日、連闘で迎えた11戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヤマニンイリザブルに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2018年）

1月17日、中4週で迎えた12戦目は、パクチー1点買いのZUCI杯（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中野省吾騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

3月13日、中5週で迎えた14戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた15戦目は、三浦半島おなか一杯胸一杯（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

4月9日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2四（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のクインズダルビーをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

4月30日、中2週で迎えた17戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、金目鯛賞（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

7月3日、中8週で迎えた18戦目は、山口達弥騎手を鞍上に迎えて、月下美人特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた19戦目は、宮ヶ瀬ふるさとまつり特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた20戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、沖ノ島特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

9月2日、中3週で迎えた21戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、テーブルマジック南海子記念（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の仲秋特別（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は山口達弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のガラハッドに1馬身半の差をつけて3勝目をゲットした。

10月23日、中3週で迎えた23戦目は、霜降特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口達弥騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた24戦目は、凩賞（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口達弥騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた25戦目は、埼玉県馬事畜産振興協議会長賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口達弥騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

5歳（2019年）

1月20日、中8週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（5戦0勝）。18頭立ての18番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って18着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた27戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

10月5日、約8か月の休養明けで迎えた28戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のスマートボムシェルに半馬身の差をつけて休養明け初戦をモノにした。

11月2日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6歳（2020年）

3月7日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた30戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月25日、中6週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた31戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/良）に出走。鞍上は森一馬騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月14日、中6週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた32戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 曇/不良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月4日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた33戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝2750m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。14着に終わった。