ドラゴンベリファ（1992年生、母シャトーダンサー）

ドラゴンベリファ（1992年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のベリフア（当時16歳）と交配したシャトーダンサーが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏三好ファーム。戦績は、中央平地31戦3勝2着3回、地方18戦0勝2着2回。1998年のブラッドストーンオープン(一般A)で2着に入った他、1998年のサードニクスオープン(一般A)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中尾謙太郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

10月8日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は426kg。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、逃げるスピーディーキングを差し切れず、5馬身差の2着となった。

10月30日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

3歳（1995年）

4月22日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、田島裕和騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1400m 小雨/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、勝ったテイエムオオジャにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月7日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（2戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のトウジンキュピットを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

5月20日、中1週で迎えた5戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の露草賞（中京芝1700m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた6戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のひめゆり賞（中京芝1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のロングソニックに1馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

9月3日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上900万下の日南特別（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は角田晃一騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

10月8日、中4週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の保津峡特別（京都芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

10月29日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の清滝特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（1戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

12月3日、中4週で迎えた10戦目は、A.クルーズ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’95ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた11戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神芝1600m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

4歳（1996年）

1月6日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は角田晃一騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

1月15日、連闘で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の室町特別（京都芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（6戦1勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

2月17日、中4週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の木津川特別（京都ダート1400m 小雪/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（7戦1勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた15戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の須磨特別（阪神芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず最後はタカヒロオーと並んで8着同着となった。

11月30日、約9か月の休養明けで迎えた16戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の恵那特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

12月8日、連闘で迎えた17戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

5歳（1997年）

1月26日、中6週で迎えた18戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の巌流島特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた19戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の小石原特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、勝ったエスケイジルバーにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

3月2日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のグリーンデイを半馬身振り切って久々に勝利を挙げた。

3月23日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の知多特別（中京芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の赤穂特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本美純騎手（3戦1勝）。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月17日、中4週で迎えた23戦目は、常石勝義騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中京芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

6月21日、中4週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下の三宮特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（5戦1勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

8月9日、中4週で迎えた26戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のTVh賞（札幌芝1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下の藻岩山特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のHTB賞（札幌芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

9月21日、中1週で迎えた29戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のSTV賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず12着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の五色沼特別（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は橋本美純騎手（6戦1勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

11月15日、中4週で迎えた31戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

6歳（1998年）

1月21日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた32戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、愛知県畜産特別名古屋チャレンジカップ（名古屋ダート1900m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月18日、中3週で迎えた33戦目は、名古屋チャレンジカップ破天荒賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた34戦目は、プリムラ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に入った。

3月20日、中1週で迎えた35戦目は、ブラッドストーンオープン（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で児島真二騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったトライバルスピードからクビ差の2着に惜敗した。

4月15日、中3週で迎えた36戦目は、ハンデ地方重賞のダイヤモンドカップ（名古屋ダート1800m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で児島真二騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた37戦目は、パンジー特別（名古屋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で児島真二騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったエムアイプリンスから1馬身半差の2着に敗北した。

5月22日、中1週で迎えた38戦目は、ジルコニアオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で児島真二騎手（6戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた39戦目は、パールオープン（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で児島真二騎手（7戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着に入った。

6月29日、中1週で迎えた40戦目は、タンザナイトオープン（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で児島真二騎手（8戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた41戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の名港盃（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。11着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた42戦目は、トルマリンオープン（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた43戦目は、サードニクスオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月27日、中9週で迎えた44戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、オパールオープン（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月19日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた45戦目は、トパーズオープン（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた46戦目は、オニキスオープン（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた47戦目は、オニキスオープン（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。4着に終わった。

7歳（1999年）

1月22日、中3週で迎えた48戦目は、沢井守騎手を鞍上に迎えて、ガーネットオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。10着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた49戦目は、アメシストオープン（名古屋ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で沢井守騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。