カイカセンゲン（2018年生、母カイカヨソウ）

カイカセンゲン（2018年2月9日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時18歳）と交配したカイカヨソウが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。2021年のロジータ記念(牝S1)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤田輝信厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2020年）

8月1日、デビュー戦は今野忠成騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。馬体重は478kg。5頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るベルジークザンダーを異次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月10日、中5週で迎えた2戦目は、2歳戦のつばめ特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のフォルメッシをアタマ差振り切って1番人気に応えた。

11月3日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn3のJBC2歳優駿（門別ダート1800m 晴/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

12月31日、中7週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた4戦目は、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦2勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に敗れた。

3歳（2021年）

4月28日、約4か月の休養明けで迎えた5戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

7月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、トゥインクルのきせき賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

9月14日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定3歳戦のルドベキア特別（川崎ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したカルフレグランスにハナ差届かず2着に甘んじた。

11月10日、中7週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で張田昂騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のウワサノシブコを3/4馬身振り切って3勝目を手にした。

12月30日、中6週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた9戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田昂騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に敗れた。

4歳（2022年）

3月2日、中8週で迎えた10戦目は、牝馬限定Jpn2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田昂騎手（5戦1勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

4月7日、中4週で迎えた11戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、幸オープン（川崎ダート2100m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月28日、約5か月の休養明けで迎えた12戦目は、牝馬限定M1のビューチフルドリーマーカップ（盛岡ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は張田昂騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

9月29日、中4週で迎えた13戦目は、長月特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（7戦1勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

12月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、カサブランカ特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（8戦1勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

5歳（2023年）

3月31日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、萌黄賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。