ニシノタマユラ（2019年生、母ニシノステディー）

ニシノタマユラ（2019年1月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+玉響」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリーチザクラウン（当時13歳）と交配したニシノステディーが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上欽哉。戦績は、中央平地18戦1勝、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2021年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

深山雅史厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

6月19日、デビュー戦は黛弘人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（札幌芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

7月25日、中2週で迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のハートホイップに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

9月5日、中5週で迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

11月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳1勝クラスの赤松賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

12月12日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳1勝クラスのつわぶき賞（中京芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

3歳（2022年）

1月15日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳1勝クラスの菜の花賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月5日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳1勝クラスの春菜賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

8月20日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの千歳特別（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

9月11日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

10月9日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

10月30日、中2週で迎えた12戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

12月25日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

5歳（2024年）

2月4日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた14戦目は、河原田菜々騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

3月2日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、6着に終わった。

4月7日、中4週で迎えた16戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

7月6日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラスの大郷特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

7月13日、連闘で迎えた18戦目は、石神深道騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

2024年7月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月9日、中7週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた19戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の貴船坂賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた20戦目は、日吉坂賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笠野雄大騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。