エースレイジング（2017年生、母セレブデート）

エースレイジング（2017年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「エース+冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時18歳）と交配したセレブデートが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者はチャンピオンズファーム。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上2勝クラス。

経歴

デビュー前

小崎憲厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

9月21日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったロンゴノットに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

10月19日、中3週で迎えた2戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、エウロパに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

3歳（2020年）

3月1日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のロッシュローブに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3月20日、中2週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着を確保した。

5月30日、中9週で迎えた5戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

7月5日、中4週で迎えた6戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に敗れた。

10月25日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、キョウエイパラストに半馬身交わされて2着となった。

11月14日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスコルピウスに9馬身の差をつけて2勝目を収める

12月12日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの犬山特別（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

4歳（2021年）

1月31日、中6週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの開聞岳特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で西村淳也騎手（4戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

4月10日、中9週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラスの福島中央テレビ杯（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西村淳也騎手（5戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

5月9日、中3週で迎えた12戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの立川特別（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたニュートンテソーロ決め手に屈してクビ差の2着となった。

5月29日、中2週で迎えた13戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のボルサリーノに1馬身1/4の差をつけて3勝目を奪取した。

6月13日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの夏至ステークス（東京ダート1600m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

5歳（2022年）

1月29日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの白嶺ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で永野猛蔵騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい13着に終わった。

10月9日、約8か月半の休養明けで迎えた16戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの神無月ステークス（東京ダート1600m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの天王寺ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた18戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの奥羽ステークス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

6歳（2023年）

1月22日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた19戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの豊前ステークス（小倉ダート1700m 小雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの茨木ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は藤懸貴志騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

2023年2月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

3月5日、中2週で迎えた21戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、徳島県阿波尾鶏特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアポロダーウィンに4馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

3月26日、中2週で迎えた22戦目は、地方重賞の御厨人窟賞（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた23戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、四万十川特別（高知ダート1800m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1-2（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた25戦目は、丸塚池特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた26戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、汗見川特別（高知ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた27戦目は、一般B4（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

10月28日、約4か月の休養明けで迎えた28戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のコスモケルビンに1馬身の差をつけて5勝目を手にした。

11月26日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた29戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、タマムラサキ特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったコスモブライヤーにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

12月9日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた30戦目は、C2-6（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったメイショウエイコウに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月28日、中2週で迎えた31戦目は、歳末特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は郷間勇太騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

7歳（2024年）

1月28日、中3週で迎えた32戦目は、一般C2-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は永森大智騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、勝ったワイドカントに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月18日、中2週で迎えた33戦目は、残寒特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた34戦目は、浅春特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は郷間勇太騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

4月6日、中3週で迎えた35戦目は、阿部基嗣騎手を鞍上に迎えて、陽春特別（高知ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた36戦目は、一般C1 C2（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部基嗣騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた37戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。