ボルサリーノ（2017年生、母フレンチドール）

ボルサリーノ（2017年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「フランスの映画名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時18歳）と交配したフレンチドールが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内フジカワ牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

杉山晴紀厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

10月6日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3歳（2020年）

1月26日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したフォーテを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

2月23日、中3週で迎えた4戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のメイショウオーギシを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

5月31日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

7月11日、中5週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

8月23日、中5週で迎えた7戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

10月17日、中7週で迎えた8戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 雨/重）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた9戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

12月5日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアメージングランを半馬身振り切って2勝目を掴み取った。

4歳（2021年）

2月13日、中9週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラスの和布刈特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で亀田温心騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

4月10日、中7週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラスの福島中央テレビ杯（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で亀田温心騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

5月29日、中6週で迎えた13戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したエースレイジングを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

6月26日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの日野特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、4着に入った。

10月23日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた16戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のラブリーエンジェルをアタマ差振り切って制した。

5歳（2022年）

1月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの白嶺ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上はM.デムーロ騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

5月7日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上3勝クラスの立夏ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

6月26日、中6週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの甲州街道ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、抜け出したメイショウマサヒメに3/4馬身届かず2着に敗北した。

10月9日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの神無月ステークス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後はガス欠状態になり15着に敗れた。

6歳（2023年）

1月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、4歳以上3勝クラスの門松ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は亀田温心騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

2月18日、中5週で迎えた22戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの播磨ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

5月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの立夏ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず13着に敗れた。

2023年5月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

6月9日、中4週で迎えた24戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、アサヒスーパードライカップ（園田ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

10月5日、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、丹波焼特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

10月26日、松木大地騎手を鞍上に迎えて、DASHよかわ開設15周年記念（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

11月16日、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、加古川くつした特別（園田ダート1870m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

12月21日、中4週で迎えた28戦目は、3歳以上A2 B1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のフローラルドレスをクビ差振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

7歳（2024年）

1月10日、中2週で迎えた29戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、猪名川町いなぼう特別（園田ダート1230m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた30戦目は、金山昇馬騎手を鞍上に迎えて、唐津湾賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた31戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた32戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、多良岳賞（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた33戦目は、春疾風賞（佐賀ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は金山昇馬騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた34戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、桜草特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。