フォーテ（2017年生、母エノラ）
Forte
2017.04.11
フォーテ（2017年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「強い(ポルトガル語)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時9歳）と交配したエノラが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2021年の名鉄杯(オープン)で2着に入った他、2022年の千葉日報賞スプリントで2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2019年）
7月28日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、5着に終わった。
11月10日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。
3歳（2020年）
1月18日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったユキノグローリーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。
1月26日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のボルサリーノに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。
2月29日、中4週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラスのはこべら賞（中京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のアルコレーヌに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。
5月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの青竜ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に敗れた。
6月21日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のスズカカナロアをハナ差振り切って断然人気に応えた。
11月7日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上3勝クラスの播州ステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力でしぶとく粘り込んで、最後は2着のサダムスキャットに1馬身の差をつけて休み明けの一戦を制した。
12月13日、中4週で迎えた9戦目は、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は力尽きて15着に敗れた。
4歳（2021年）
2月14日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、バレンタインステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦2勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は垂れてしまい13着に敗れた。
3月27日、中5週で迎えた11戦目は、名鉄杯（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（3戦2勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったペプチドバンブーにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。
5月16日、中6週で迎えた12戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。
6月5日、中2週で迎えた13戦目は、アハルテケステークス（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。
デビュー前
藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。
10月10日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、グリーンチャンネルカップ（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。15頭立ての3番ゲートからスタート。競走除外となった。
5歳（2022年）
1月16日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、門司ステークス（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。
3月26日、中9週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた15戦目は、名鉄杯（中京ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。
6月21日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から7kg絞って迎えた16戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、千葉日報賞スプリント（船橋ダート1200m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したギシギシにクビ差届かず2着となった。
7月26日、中4週で迎えた17戦目は、文月スプリント（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のファイナルキングに2馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。
8月22日、中3週で迎えた18戦目は、新涼スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田龍哉騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフさで最後まで踏ん張ったが、サトノユニゾンに交わされて3馬身差の2着に敗北した。
9月30日、中5週で迎えた19戦目は、サファイアスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田龍哉騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。
12月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、ベストウィッシュスプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で沢田龍哉騎手（4戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。
6歳（2023年）
4月13日、約4か月の休養明けで迎えた21戦目は、ルクバースプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で沢田龍哉騎手（5戦1勝）。5頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では今一つ伸び切れず3着に終わった。
5月5日、中2週で迎えた22戦目は、閃光スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で沢田龍哉騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。
6月20日、中6週で迎えた23戦目は、千葉日報賞スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で沢田龍哉騎手（7戦1勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。
7月25日、中4週で迎えた24戦目は、文月スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で沢田龍哉騎手（8戦1勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。