リゲイン（2016年生、母ダイイチコパン）

リゲイン（2016年2月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「取り戻す」。毛色は鹿毛。種牡馬のショウナンカンプ（当時18歳）と交配したダイイチコパンが20歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はコスモヴューファーム。戦績は、中央平地4戦1勝。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

宮本博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

6月2日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は428kg。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

6月16日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のハッピーアワーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

8月11日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

10月7日、中7週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

3歳（2019年）

1月19日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のなずな賞（中京芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下のフローラルウォーク賞（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中井裕二騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

6月1日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、4着に入り込んだ。

6月22日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

7月27日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川須栄彦騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

9月1日、中4週で迎えた12戦目は、服部寿希騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 小雨/重）に49kgの軽斤量で出走。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、6着に入り込んだ。

9月15日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

4歳（2020年）

1月26日、約4か月半の休養明けで迎えた14戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

2月22日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山田敬士騎手（1戦0勝）。17頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って11着に終わった。

4月12日、中6週で迎えた16戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

5月3日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた18戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

6月14日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は山田敬士騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のファンシャンをクビ差振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

6月27日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの湯の川温泉特別（函館芝1200m 小雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山田敬士騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

11月1日、約4か月の休み明けで迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの五色沼特別（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で山田敬士騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は泉谷楓真騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

2020年11月18日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。