コロナプリンセス（2011年生、母コロナガール）

コロナプリンセス（2011年2月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋王女」。毛色は栗毛。種牡馬のデュランダル（当時12歳）と交配したコロナガールが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）信岡牧場。戦績は、中央平地10戦1勝、地方9戦1勝。主な勝ち鞍は2013年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、信岡牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって315万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、エープスによって546万円で落札された。

武市康男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

6月30日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に敗れた。

7月21日、中2週で迎えた2戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のニシノハイツリーをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

8月25日、中4週で迎えた3戦目は、2歳G3の新潟2歳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦1勝）。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

12月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で二本柳壮騎手（3戦1勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

12月14日、連闘で迎えた6戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

3歳（2014年）

10月25日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は二本柳壮騎手（4戦1勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

11月2日、連闘で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（5戦1勝）。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

4歳（2015年）

2月14日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず15着に終わった。

6月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（6戦1勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。

7月5日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた11戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、大聖寺灯ろう流し特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

5歳（2016年）

5月8日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg減らして迎えた12戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

6月5日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2-8（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2-8（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2-7（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中島龍也騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2-8（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で中島龍也騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るプレシャスパワーを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

7月31日、中1週で迎えた17戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、一般C2-7（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

8月14日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、鈴木太一騎手を鞍上に迎えて、一般C2-5（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2-5（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は中島龍也騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。