リプカ（2012年生、母リボンアート）

リプカ（2012年2月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「小さな菩提樹（ポーランド語）」。毛色は栗毛。種牡馬のハービンジャー（当時6歳）と交配したリボンアートが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地18戦0勝、地方5戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、佐藤理によって1,575万円で落札された。

高橋康之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

11月30日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は378kg。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

3歳（2015年）

2月7日、中9週で迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

2月28日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

5月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。17頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

5月31日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

8月2日、中8週で迎えた6戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた7戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

10月1日、中6週で迎えた8戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るディーズダンサーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月28日、中1週で迎えた10戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた11戦目は、一般C10（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、リコリアーノに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

11月26日、中1週で迎えた12戦目は、笠松応援記念（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユメハオオキクに8馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2016年）

2月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/重）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（4戦2勝）。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず17着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた15戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は加藤祥太騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

6月18日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の遊楽部特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤祥太騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の横津岳特別（函館芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤祥太騎手（5戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

10月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。17頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。