ブラシャンボール（2000年生、母スイートマドンナ）

ブラシャンボール（2000年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時12歳）と交配したスイートマドンナが15歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）大野牧場。戦績は、地方13戦3勝2着2回。2003年の新緑賞(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大野牧場から「北海道9月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、大野牧場から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

柳江仁厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2002年）

9月26日、デビュー戦は川原正一騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬チャレンジ（笠松ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、フジノバレットにクビ差交わされて2着に惜敗した。

10月23日、中3週で迎えた2戦目は、長谷川太行騎手を鞍上に迎えて、2歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、ベルモントパワードに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

12月13日、中4週で迎えた4戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマネートークスに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月30日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

3歳（2003年）

1月24日、中3週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るメコンフラワーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月12日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップオレンジ賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。

3月7日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月3日、中3週で迎えた9戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のミツアキザウルスを半馬身振り切って3勝目をつかんだ。

5月21日、中6週で迎えた10戦目は、一般B7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4歳（2004年）

1月20日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた11戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。