アドマイヤモラール（2013年生、母カツラドライバー）

アドマイヤモラール（2013年2月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋士気、意欲」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時10歳）と交配したカツラドライバーが16歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2015年の京王杯2歳ステークス(G2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、近藤利一によって1,995万円で落札された。

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

6月6日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は506kg。17頭立ての4番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったマシェリガールにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

9月27日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るラスカルグレイを半馬身差し切って未勝利勝ちを決めた。

11月7日、中5週で迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったボールライトニングに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

12月20日、中5週で迎えた5戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

3歳（2016年）

1月17日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳G3の京成杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

3月20日、中8週で迎えた7戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

4月17日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを18番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず18着に終わった。

4歳（2017年）

10月8日、約18か月の休み明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鷹巣山特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。