マシェリガール（2013年生、母トーセンバスケット）

マシェリガール（2013年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「愛しい（仏）＋女の子」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトーセンファントム（当時6歳）と交配したトーセンバスケットが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）エスティファーム。戦績は、中央平地18戦2勝、地方6戦0勝。2015年のクローバー賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

6月14日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は476kg。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のアドマイヤモラールに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月25日、中3週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの中京2歳ステークス（中京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るリッジマンを上がり2位タイの末脚でハナ差だけ差し切って2勝目を収める

10月31日、中9週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G3のアルテミスステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦2勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい15着に敗れた。

11月25日、中3週で迎えた6戦目は、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（3戦2勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（4戦2勝）。18頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では今一つ伸び切れず17着に終わった。

3歳（2016年）

2月13日、中8週で迎えた8戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

3月13日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では全く伸びず15着に終わった。

9月11日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた10戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のながつきステークス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1600万下のテレビ静岡賞（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1600万下の神無月ステークス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた13戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1600万下のユートピアステークス（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。18頭立ての18番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず16着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた14戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の美浦ステークス（中山芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

4歳（2017年）

1月14日、中4週で迎えた15戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の初富士ステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上1600万下の早春ステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて5着に終わった。

3月11日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のサンシャインステークス（中山芝2500m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

6月18日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の芦ノ湖特別（東京芝2400m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菅原隆一騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて10着に終わった。

7月15日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信夫山特別（福島芝2600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で菅原隆一騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

10月19日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のけやき賞（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

10月26日、連闘で馬体重を前走から11kg絞って迎えた21戦目は、ハンデ戦の三里塚特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

5歳（2018年）

2月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg戻して迎えた22戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の春告鳥特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

4月9日、中8週で迎えた23戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の桜波スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

7月13日、約3か月の休養明けで迎えた24戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、日刊スポーツ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい16着に終わった。