マチカネハッチョロ（1998年生、母マチカネレイロウ）

マチカネハッチョロ（1998年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のトニービン（当時15歳）と交配したマチカネレイロウが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）稲原牧場。戦績は、中央平地19戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2001年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

伊藤雄二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

3月4日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（中京芝1700m 雨/不良）に出走。馬体重は474kg。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月24日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未出走（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったチェリーブラストにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

4月22日、中3週で迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、6着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメリーランドシチーに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

5月26日、中2週で迎えた5戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

6月2日、連闘で迎えた6戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2002年）

2月10日、約8か月半の休養明けで迎えた7戦目は、G.ビエトリーニ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた8戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の寒狭川特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったトーワトレンディーにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。

4月6日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた10戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

5月12日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月2日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下の高千穂特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた13戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2500m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず11着に敗れた。

10月5日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた14戦目は、3歳以上500万下の文知摺特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は横山賀一騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したテイクユアマークに半馬身届かず2着に敗北した。

10月26日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の医王寺特別（福島芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた16戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

12月7日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（中京芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（4戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮したが、3着に終わった。

5歳（2003年）

1月25日、中6週で迎えた18戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、4着に終わった。

3月15日、中6週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の寒狭川特別（中京芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は横山賀一騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ロードモンタナにアタマ差交わされて2着に惜敗した。