ロードモンタナ（1996年生、母イエローストーン）

ロードモンタナ（1996年5月23日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時13歳）と交配したイエローストーンが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヴェルサイユファーム（株）。戦績は、中央平地12戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2003年のむらさき賞(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

ロードサラブレッドオーナーズにて総額5,000万円（25万×200口）で一口馬主が募集された。

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

10月3日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は492kg。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

10月31日、中3週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、勝ったクアンザにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

5歳（2001年）

11月4日、約24か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳以上500万下の会津特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したフジノプロテクターを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月17日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、伸びてきたツジジェノバ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6歳（2002年）

6月22日、約7か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下の湯川特別（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したエアジラソーレを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

6月29日、連闘で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の横津岳特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

9月7日、中9週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の定山渓特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るストレイラルホークを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7歳（2003年）

2月8日、約5か月の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上はO.ペリエ騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のミルキータイクーンをクビ差振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

3月15日、中4週で迎えた9戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の寒狭川特別（中京芝2000m 小雨/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマチカネハッチョロを上がり3位の末脚でアタマ差だけ差し切って単勝一倍台の評価に応えた。

4月5日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のツルギハンティングをクビ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

5月25日、中6週で迎えた11戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の立川特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエアジラソーレに1馬身1/4の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6月1日、連闘で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のむらさき賞（東京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続でK.デザーモ騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線に入ると、前で粘るアチーブフィートを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って獅子奮迅の6連勝を決めた。