シャープウイット（1993年生、母Sharp Belle）

経歴

デビュー前

4歳（1997年）

7月26日、デビュー戦は青木芳之騎手を鞍上に据えて、4歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

12月13日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、4歳以上500万下の濃尾特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で青木芳之騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のファビュレーションに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5歳（1998年）

2月1日、中6週で迎えた3戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた13頭をごぼう抜きし、最後は2着のチムールに6馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

2月21日、中2週で迎えた4戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は青木芳之騎手（2戦1勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のニシノローズに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月2日、中9週で迎えた5戦目は、5歳以上900万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、5着に終わった。

6月6日、中4週で迎えた6戦目は、5歳以上900万下の日吉特別（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（2戦1勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のエーブインディーンに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月5日、中3週で迎えた7戦目は、灘ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月1日、中3週で迎えた8戦目は、マリーンステークス（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のテセウスフリーゼに1馬身1/4の差をつけて5勝目を手に入れた。

6歳（1999年）

10月2日、約14か月の休養明けで迎えた9戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、ギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた10戦目は、神無月ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（5戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

10月30日、連闘で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の赤富士ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（6戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、勝ったワールドクリークにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

11月21日、中2週で迎えた12戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のテレビ静岡賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、勝ったゴールドジャパンにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月28日、連闘で迎えた13戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の花園ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったシアトルブリッジに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

12月19日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の元町ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したトーヨーペクターにクビ差届かず2着に甘んじた。

7歳（2000年）

5月6日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の上賀茂ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヤマトプリティに3馬身半の差をつけて久々の実戦を物にした。

5月21日、中1週で迎えた16戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、G2の東海ステークス（中京ダート2300m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。