エーブインディーン（1993年生、母リフレクテツドイメージ）

エーブインディーン（1993年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリズム（当時6歳）と交配したリフレクテツドイメージが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は佐竹学。戦績は、中央平地16戦3勝2着1回、地方11戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は1997年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

清水利章厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1996年）

3月23日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマチカネミラージュを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月6日、中1週で迎えた2戦目は、4歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

5月4日、中3週で迎えた3戦目は、4歳500万下の八重桜賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のタイキインパルスに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月6日、中5週で迎えた5戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のさくらんぼステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦2勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

4歳（1997年）

3月30日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で柴田善臣騎手（5戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトウショウヒューマに1馬身半の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

4月19日、中2週で迎えた7戦目は、ハンデ戦でオープンのオアシスステークス（東京ダート1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で柴田善臣騎手（6戦3勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はタレてしまい15着に敗れた。

5月24日、中4週で迎えた8戦目は、ハンデ戦の欅ステークス（東京ダート1600m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で柴田善臣騎手（7戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

9月28日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の茨城新聞杯（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で柴田善臣騎手（8戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

10月18日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた10戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で柴田善臣騎手（9戦3勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

11月9日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で柴田善臣騎手（10戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた12戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

12月21日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下のハッピーエンドカップ（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（11戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

5歳（1998年）

4月26日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（12戦3勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた15戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の八ヶ岳特別（東京ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

6月6日、中2週で迎えた16戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の日吉特別（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、勝ったシャープウイットにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

11月7日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般A（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた18戦目は、一般A（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月21日、中3週で迎えた19戦目は、一般A（水沢ダート1600m 小雪/重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったパローニアクレストから1馬身半差の2着となった。

6歳（1999年）

1月2日、中1週で迎えた20戦目は、一般A（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンコウマーシャルから1馬身半差の2着に敗北した。

1月15日、中1週で迎えた21戦目は、一般A B（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原勲騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のキャニオンビューチに2馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

4月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、渡辺正彦騎手を鞍上に迎えて、一般A（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた23戦目は、一般A（水沢ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺正彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイワハンニバルから5馬身差の2着となった。

5月8日、中1週で迎えた24戦目は、一般A（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺正彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月6日、中3週で迎えた25戦目は、一般A（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺正彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた26戦目は、一般A（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺正彦騎手（4戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイワハンニバルから3馬身差の2着となった。

7月19日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた27戦目は、一般A（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺正彦騎手（5戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のスパニッシュホークに半馬身の差をつけて勝利を手に入れた。