シンコウマーシャル（1993年生、母メルヘン）
Shinko Martial
1993.03.30
シンコウマーシャル（1993年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のパークリージエント（当時12歳）と交配したメルヘンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は野口牧場。戦績は、中央平地19戦1勝2着5回、地方35戦4勝2着5回。1998年のかきつばた賞(一般)で2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
伊藤正徳厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（1995年）
10月7日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は434kg。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。
3歳（1996年）
4月13日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のハートフィールドに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
5月12日、中3週で迎えた3戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着を確保した。
6月2日、中2週で迎えた4戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。
11月16日、約5か月半の休養明けで迎えた5戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ジャックセイウンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。
11月30日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。
12月22日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。
4歳（1997年）
1月5日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。
2月9日、中4週で迎えた9戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。
2月16日、連闘で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったクレバーウーマンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。
3月8日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原英幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ビコーマジックに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。
3月23日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原英幸騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、ワンダーミラクルに半馬身交わされて2着に敗北した。
5月5日、中5週で迎えた13戦目は、瀬波特別（新潟(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤原英幸騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のソモサンに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
5月24日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で藤原英幸騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。
8月24日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた15戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で藤原英幸騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったレオショウグンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。
9月20日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で藤原英幸騎手（7戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい12着に敗れた。
10月4日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の伏拝特別（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で藤原英幸騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。
10月26日、中2週で迎えた18戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の雲雀ケ原特別（福島ダート1000m 雨/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。
11月8日、中1週で迎えた19戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。17頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。
11月23日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り17着に敗れた。
12月31日、中4週で迎えた21戦目は、千葉淳志騎手を鞍上に迎えて、一般A B（水沢ダート1600m 小雪/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のシルバータンに8馬身の差をつけて3勝目を手にした。
5歳（1998年）
4月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた22戦目は、佐藤雅彦騎手を鞍上に迎えて、一般A（水沢ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルカショウグンからアタマ差の2着に甘んじた。
5月9日、中3週で迎えた23戦目は、一般A（水沢ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は千葉淳志騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。9着に敗れた。
5月24日、中1週で迎えた24戦目は、かきつばた賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉淳志騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったグレイトオーから1馬身半差の2着となった。
6月7日、中1週で迎えた25戦目は、一般A（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉淳志騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。
6月21日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、姫神賞（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で千葉淳志騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。
7月5日、中1週で迎えた27戦目は、早池峰賞（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で千葉淳志騎手（5戦1勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。
8月2日、中3週で迎えた28戦目は、一般A（盛岡ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は佐藤雅彦騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。
8月16日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた29戦目は、せきれい賞（盛岡芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤雅彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。
9月14日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた30戦目は、一般A（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は千葉淳志騎手（6戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。
11月21日、中9週で迎えた31戦目は、一般A（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉淳志騎手（7戦1勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。
12月21日、中3週で迎えた32戦目は、一般A（水沢ダート1600m 小雪/重）に出走。鞍上は佐藤雅彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。
6歳（1999年）
1月2日、中1週で迎えた33戦目は、一般A（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤雅彦騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のエーブインディーンに1馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。
1月17日、中1週で迎えた34戦目は、白嶺賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は千葉淳志騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。
4月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた35戦目は、岩鷲賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で千葉淳志騎手（9戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったアサクサジパングから2馬身差の2着に敗北した。
4月24日、中1週で迎えた36戦目は、室根特別（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤雅彦騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。
5月8日、中1週で迎えた37戦目は、岩手日報杯（水沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤雅彦騎手（6戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。
5月23日、中1週で迎えた38戦目は、一般A B（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は千葉淳志騎手（10戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に敗れた。
6月6日、中1週で迎えた39戦目は、みなづき賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉淳志騎手（11戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。
6月20日、中1週で迎えた40戦目は、一般B（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉淳志騎手（12戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のアカツキホーオーに1馬身半の差をつけて5勝目をマークした。
7月4日、中1週で迎えた41戦目は、一般B（水沢ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で千葉淳志騎手（13戦2勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。
11月3日、約4か月の休養明けで迎えた42戦目は、一般A B（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤雅彦騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。11着に敗れた。
11月22日、中2週で迎えた43戦目は、ひいらぎ賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は千葉淳志騎手（14戦2勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。12着に終わった。
12月4日、中1週で迎えた44戦目は、一般B（水沢ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で千葉淳志騎手（15戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。
12月18日、中1週で迎えた45戦目は、一般B（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉淳志騎手（16戦2勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。
12月30日、中1週で迎えた46戦目は、一般B（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で千葉淳志騎手（17戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルブツオーから2馬身半差の2着となった。
7歳（2000年）
1月9日、中0週で迎えた47戦目は、駒形賞（水沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で千葉淳志騎手（18戦2勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったランニングメイトからクビ差の2着となった。
4月17日、約3か月半の休み明けで迎えた48戦目は、一般A2（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で千葉淳志騎手（19戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。
4月30日、中1週で迎えた49戦目は、一般A2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で千葉淳志騎手（20戦2勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。
5月14日、中1週で迎えた50戦目は、一般A2（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で千葉淳志騎手（21戦2勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。
5月27日、中1週で迎えた51戦目は、一般A2（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で千葉淳志騎手（22戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。
6月10日、中1週で迎えた52戦目は、一般A2（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で千葉淳志騎手（23戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。
6月26日、中1週で迎えた53戦目は、一般A2（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で千葉淳志騎手（24戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に終わった。
9月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた54戦目は、一般B1（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で千葉淳志騎手（25戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。7着に敗れた。