ハートフィールド（1993年生、母ヘイセイジョオー）

ハートフィールド（1993年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアンフイールド（当時14歳）と交配したヘイセイジョオーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）五丸農場。戦績は、中央平地30戦2勝2着3回、中央障害5戦0勝2着1回、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は1997年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

田子冬樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1996年）

3月2日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったラトヴィアンベイに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

3月9日、連闘で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

4月13日、中4週で迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったシンコウマーシャルに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月3日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月9日、中4週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のレシタティーボを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

6月29日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の村上特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（4戦1勝）。17頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（5戦1勝）。18頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に敗れた。

9月21日、中6週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で江田照男騎手（6戦1勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で江田照男騎手（7戦1勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた11戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の湯之谷特別（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月25日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、佐渡特別（新潟(地)ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は江田照男騎手（8戦1勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（9戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したグレイトネイティヴにハナ差届かず2着となった。

4歳（1997年）

1月5日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（10戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（11戦1勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（12戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

3月8日、中3週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で江田照男騎手（13戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

4月6日、中3週で迎えた18戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

4月26日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

5月10日、中1週で迎えた20戦目は、横田雅博騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤクモアゲインを豪快な末脚でハナ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

5月31日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下の秋川特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の白河特別（福島芝1200m 晴/不良）に出走。鞍上は江田照男騎手（14戦1勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

7月27日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（15戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の湯之谷特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

9月20日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（16戦1勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（17戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（18戦1勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた28戦目は、長岡特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のアンビシャスフットをハナ差制して制した。

11月23日、中2週で迎えた29戦目は、M.キネーン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’97インターナショナルジョッキーズ2（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上900万下の香取特別（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（19戦1勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

5歳（1998年）

1月5日、中2週で迎えた31戦目は、5歳以上900万下の成田特別（中山ダート2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（20戦1勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた32戦目は、5歳以上900万下の頌春賞（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（5戦1勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

3月7日、中5週で迎えた33戦目は、瀬古正明騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた34戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で瀬古正明騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒゼンウタヒメから約27馬身差の2着となった。

4月12日、中2週で迎えた35戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で瀬古正明騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月10日、中3週で迎えた36戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2780m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で瀬古正明騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月6日、中3週で迎えた37戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2780m 小雨）に56kgの軽斤量で出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。