グレイトネイティヴ（1992年生、母ダーティーヒーロー）

グレイトネイティヴ（1992年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時6歳）と交配したダーティーヒーローが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（株）諏訪牧場。戦績は、中央平地23戦3勝2着2回、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は1996年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

境勝太郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

10月9日、デビュー戦は小島太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて5着に敗れた。

10月15日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端をきり、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

10月30日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小島太騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレディーレイに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

11月26日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島太騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって6着に敗れた。

12月24日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小島太騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

3歳（1995年）

1月15日、中2週で迎えた6戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

5月14日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、4歳500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は小島太騎手（5戦1勝）。17頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず13着に終わった。

6月18日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島太騎手（7戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

10月8日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、生得の持続力で渋太く粘り続けて、最後は2着のコウチドラマに1馬身1/4の差をつけて制した。

12月9日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら14番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

4歳（1996年）

5月11日、約5か月の休養明けで迎えた13戦目は、田口大二郎騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に55kgの軽斤量で出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月9日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は高橋明騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

9月14日、約3か月の休養明けで迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋明騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋明騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた17戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したウィナーズキッスにクビ差届かず2着となった。

11月16日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアサクサガゼボーにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月7日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のハートフィールドをハナ差振り切って優勝

5歳（1997年）

1月7日、中3週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

2月9日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の青梅特別（東京ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

3月16日、中4週で迎えた22戦目は、佐藤吉勝騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の両国特別（中山芝1200m 外回り小雨/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びを欠き13着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤吉勝騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

4月26日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の清里特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。