アサクサジパング（1993年生、母スパークラビツト）
Asakusa Zipangu
1993.05.08
アサクサジパング（1993年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のミルジヨージ（当時18歳）と交配したスパークラビツトが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は前川牧場。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方45戦13勝2着7回。主な勝ち鞍は1999年の岩手日報杯(一般B)。
経歴
デビュー前
内藤一雄厩舎（美浦）へ入厩。
3歳（1996年）
6月29日、デビュー戦は坂井千明騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。
7月14日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。
7月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったダイワスキャンに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。
9月21日、中7週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井千明騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。
10月5日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井千明騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。
10月26日、中2週で迎えた6戦目は、古川寛和騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。
11月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は坂井千明騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。
12月21日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、4歳C3（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のセントシェリフに9馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。
12月31日、中0週で迎えた9戦目は、4歳C2（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のレオビームに4馬身の差をつけて制した。
4歳（1997年）
1月6日、連闘で迎えた10戦目は、5歳C2（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったキタノメンデスから4馬身差の2着に敗北した。
4月5日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から15kg増やして迎えた11戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のウインザーソロンに2馬身半の差をつけて3勝目をマークした。
4月20日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。
5月3日、中1週で迎えた13戦目は、メイカップ（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村松学騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったタスクフォースから1馬身差の2着となった。
5月25日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村松学騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に敗れた。
6月7日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で村松学騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のケイエスグッドに3/4馬身の差をつけて制した。
7月7日、中3週で迎えた16戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村松学騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイイチショウリから2馬身差の2着に敗北した。
7月21日、中1週で迎えた17戦目は、C1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で村松学騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のスギノロイヤルに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。
8月2日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で村松学騎手（7戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のメグロタイクーンに半馬身の差をつけて6勝目を掴み取った。
9月1日、中3週で迎えた19戦目は、セプテンバーカップ（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で村松学騎手（8戦4勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったニシノカーネルから1馬身半差の2着となった。
9月14日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で村松学騎手（9戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったカネミナカゼからハナ差の2着に甘んじた。
9月29日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で村松学騎手（10戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のサトヨフレンチオーに1馬身の差をつけて7勝目をつかんだ。
10月10日、中1週で迎えた22戦目は、C1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で村松学騎手（11戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のサトヨフレンチオーに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。
11月9日、中3週で迎えた23戦目は、一般C1（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で村松学騎手（12戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったサトヨフレンチオーからハナ差の2着に甘んじた。
11月24日、中1週で迎えた24戦目は、一般B（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で村松学騎手（13戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のスーパーステージに5馬身の差をつけて9勝目を挙げた。
12月7日、中1週で迎えた25戦目は、六華賞（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は15戦連続で村松学騎手（14戦7勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に敗れた。
5歳（1998年）
1月10日、中4週で迎えた26戦目は、一般B（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は16戦連続で村松学騎手（15戦7勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。
4月13日、約3か月の休養明けで迎えた27戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、一般A（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。
5月9日、中3週で迎えた28戦目は、一般A（水沢ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は村松学騎手（16戦7勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のナイスマークに5馬身の差をつけて優勝
6月20日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた29戦目は、一般A（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。最後はリアルマスターズと並んで4着同着となった。
7月19日、中3週で迎えた30戦目は、一般A（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は村松学騎手（17戦8勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。
12月7日、約4か月半の休み明けで迎えた31戦目は、一般A B（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（18戦8勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。
12月21日、中1週で迎えた32戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般B（水沢ダート1800m 小雪/重）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。
6歳（1999年）
1月15日、中3週で迎えた33戦目は、駒形賞（水沢ダート1900m 小雪/不良）に出走。鞍上は村松学騎手（19戦8勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。
4月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた34戦目は、岩鷲賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のシンコウマーシャルに2馬身の差をつけて優勝
4月24日、中1週で迎えた35戦目は、室根特別（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は村松学騎手（20戦8勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。
5月8日、中1週で迎えた36戦目は、岩手日報杯（水沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（21戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のカツヤマリュウホーに2馬身半の差をつけて勝利数を12に伸ばす
9月26日、約4か月半の休養明けで迎えた37戦目は、一般A B（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村松学騎手（22戦9勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。
10月10日、中1週で迎えた38戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、一般A B（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。
10月25日、中1週で迎えた39戦目は、一般A（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。
11月3日、連闘で迎えた40戦目は、西康志騎手を鞍上に迎えて、一般A B（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったアンダーライデンから1馬身差の2着となった。
12月5日、中4週で迎えた41戦目は、フェザンカップ（水沢ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西康志騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。
12月18日、中1週で迎えた42戦目は、一般A B（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西康志騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のノーザンバザードをハナ差制して勝利数を13に伸ばす
7歳（2000年）
7月15日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた43戦目は、一般A1（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で西康志騎手（3戦1勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。
7月29日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた44戦目は、一般A1（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は村松学騎手（23戦9勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。
8月15日、中1週で迎えた45戦目は、一般A1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（24戦9勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。
9月9日、中3週で迎えた46戦目は、一般A1（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村松学騎手（25戦9勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。
9月25日、中1週で迎えた47戦目は、一般A1（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村松学騎手（26戦9勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。
10月7日、中1週で迎えた48戦目は、一般A1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村松学騎手（27戦9勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。
11月12日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた49戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。
11月26日、中1週で迎えた50戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、天山賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。
12月10日、中1週で迎えた51戦目は、天山賞（佐賀ダート2000m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。
8歳（2001年）
1月8日、中3週で迎えた52戦目は、松の内特設（佐賀ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は下條知之騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。