ニシノカーネル（1993年生、母ニシノアバロン）

ニシノカーネル（1993年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のマラキム（当時10歳）と交配したニシノアバロンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地7戦0勝2着2回、地方14戦9勝2着3回。主な勝ち鞍は1997年の六華賞(B)。

経歴

デビュー前

田所秀雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

12月9日、デビュー戦は久保田英敬騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

3歳（1996年）

1月6日、中3週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

9月14日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保田英敬騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったポートフリーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月12日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で久保田英敬騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた5戦目は、今井規和騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた6戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したフェスティブゼウスに3/4馬身届かず2着に敗北した。

12月14日、中3週で迎えた7戦目は、藤井正輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

4歳（1997年）

4月6日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のグレイトオーに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月20日、中1週で迎えた9戦目は、千田知幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったタイセンクラウンから半馬身差の2着に敗北した。

5月3日、中1週で迎えた10戦目は、メイカップ（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウショウブラックからアタマ差の2着に惜敗した。

6月8日、中1週で迎えた12戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C1（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のアーテイイチバンに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月7日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のグレイトオーに2馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

7月20日、中1週で迎えた14戦目は、五葉山賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったクリーンカットからクビ差の2着に甘んじた。

8月16日、中3週で迎えた15戦目は、佐藤雅彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のケンドラゴンに6馬身の差をつけて4勝目を収める

9月1日、中1週で迎えた16戦目は、セプテンバーカップ（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアサクサジパングに1馬身半の差をつけて5勝目を手に入れた。

9月29日、中3週で迎えた17戦目は、三野宮通騎手を鞍上に迎えて、一般B（水沢ダート1800m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のピアノレッスンに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月12日、中1週で迎えた18戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般B（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のアテヨーノスペインに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月10日、中3週で迎えた19戦目は、一般B（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（4戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のトップトパーズに1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

12月7日、中3週で迎えた20戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、六華賞（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のトウホクシャダイに1馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

6歳（1999年）

5月9日、約17か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、菅原雅文騎手を鞍上に迎えて、一般A（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。