クリーンカット（1993年生、母リファールニース）

クリーンカット（1993年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時5歳）と交配したリファールニースが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地16戦0勝2着1回、地方16戦7勝2着5回。主な勝ち鞍は1997年の五葉山賞(C1)。

経歴

デビュー前

古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

11月11日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた2戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったストーミーサンディに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月17日、中2週で迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

3歳（1996年）

1月14日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく最後はゴールデンガイと並んで6着同着となった。

2月4日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

2月17日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 雪/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいいところがなく16着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた7戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた8戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

6月8日、中3週で迎えた12戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた13戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

7月13日、連闘で迎えた15戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で伊藤直人騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

8月11日、中3週で迎えた16戦目は、天間昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

9月23日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた17戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、4歳C1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったニシノセイウンザンから3/4馬身差の2着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた18戦目は、4歳C1（盛岡ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のカツヤマリュウホーをクビ差制して待望の初白星を挙げた。

10月21日、中1週で迎えた19戦目は、4歳B（盛岡ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のブロンドライデンに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月16日、中3週で迎えた20戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、4歳B（盛岡ダート1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のケイワンウェーブに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月1日、中1週で迎えた21戦目は、4歳B（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のオータージョージをアタマ差制して破竹の4連勝を決めた。

12月28日、中3週で迎えた22戦目は、佐藤雅彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のウインターカップ（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったナイスエースからハナ差の2着に甘んじた。

4歳（1997年）

1月4日、連闘で迎えた23戦目は、5歳A（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤雅彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウホクダンチヒからクビ差の2着に甘んじた。

4月14日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、一般C1（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のタケショウイッキをクビ差制して5勝目を獲得した。

5月11日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月7日、中3週で迎えた27戦目は、ジューンカップ（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（6戦3勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウショウブラックからクビ差の2着に惜敗した。

6月21日、中1週で迎えた28戦目は、安比特別（盛岡芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は佐藤雅彦騎手（2戦0勝）。5頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったアーテイイチバンから1馬身差の2着に敗れた。

7月20日、中3週で迎えた29戦目は、五葉山賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（7戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のニシノカーネルをクビ差制して勝利を手中に収めた。

8月4日、中1週で迎えた30戦目は、一般B（盛岡ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月8日、約4か月の休養明けで迎えた31戦目は、一般B（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（8戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のゲイリーマーチをクビ差制して休養明け初戦を物にした。

5歳（1998年）

1月10日、中4週で迎えた32戦目は、一般B（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（9戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。