フェスティブゼウス（1993年生、母ホクエイリボン）

フェスティブゼウス（1993年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のプラウドデボネア（当時11歳）と交配したホクエイリボンが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）カタオカファーム。戦績は、中央平地10戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1996年の沓掛特別(500万下)。

経歴

デビュー前

久恒久夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

12月9日、デビュー戦は成田均騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

3歳（1996年）

8月4日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、3着を確保した。

9月7日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蓑田早人騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、ミスターテンションに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

9月14日、連闘で迎えた5戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で蓑田早人騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり6着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で蓑田早人騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったトキオチャンプに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月20日、中1週で迎えた7戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月16日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は蓑田早人騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のニシノカーネルを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

12月1日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の沓掛特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は徳吉孝士騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のユウキツバサオーをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

12月8日、連闘で迎えた10戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の矢作川特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。