アイドロップ（1999年生、母チャイナオーヒメ）

アイドロップ（1999年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンコウキング（当時8歳）と交配したチャイナオーヒメが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）広富牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方41戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2003年の4歳以上C2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、広富牧場から「北海道8月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。同年、広富牧場から「北海道11月市場サラブレッド2歳」に上場され、マギーファームによって714万円で落札された。

小桧山悟厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

7月15日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。17頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。

12月2日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた4戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

3歳（2002年）

1月7日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

1月17日、中0週で迎えた6戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインドリーム特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

1月26日、連闘で迎えた7戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

4月6日、中9週で迎えた8戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

7月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から21kg減らして迎えた9戦目は、金井正幸騎手を鞍上に迎えて、3歳（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金井正幸騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月24日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金井正幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月22日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、フォトコンテスト賞（高崎ダート1330m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で金井正幸騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた13戦目は、一般C4（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で金井正幸騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた14戦目は、木村芳晃騎手を鞍上に迎えて、一般C4（高崎ダート1330m 晴/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月17日、中2週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた15戦目は、一般C4（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は金井正幸騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

4歳（2003年）

4月28日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg戻して迎えた16戦目は、永尾正則騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスプリングピースに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月31日、中4週で迎えた17戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 雨/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

6月8日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキングシップに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

6月22日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北村欣也騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサンドチケットを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月29日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で北村欣也騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシゲルシロワインに4馬身の差をつけて3勝目を手にした。

7月26日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北村欣也騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアクターアブロードを上がり0位の末脚でハナ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

8月17日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で北村欣也騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に敗れた。

9月7日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で北村欣也騎手（6戦3勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で北村欣也騎手（7戦3勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のモエギノシルバーを半馬身振り切って5勝目を手中に収めた。

10月19日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永尾正則騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

11月9日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は北村欣也騎手（8戦4勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（9戦4勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトシペガサスにねじ伏せられてハナ差の2着となった。

12月20日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北村欣也騎手（10戦4勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

5歳（2004年）

1月2日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村欣也騎手（11戦4勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた30戦目は、草地保隆騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したロケットバルーンを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

1月26日、連闘で迎えた31戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は北村欣也騎手（12戦4勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

2月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（13戦4勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したイブキジャグラーを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

2月21日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村欣也騎手（14戦4勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

3月14日、中2週で迎えた34戦目は、矢野猛騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

3月22日、連闘で迎えた35戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は北村欣也騎手（15戦4勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた36戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（16戦4勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた37戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた38戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

7月4日、中5週で迎えた39戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で南谷圭哉騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月7日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた40戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月15日、連闘で迎えた41戦目は、一般C D（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月22日、連闘で迎えた42戦目は、一般C4（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月3日、中5週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた43戦目は、古川文貴騎手を鞍上に迎えて、一般C2（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月17日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた44戦目は、堅田雅仁騎手を鞍上に迎えて、龍星、瑤星双子誕生特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた45戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、一般C2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた46戦目は、一般C3（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は古川文貴騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた47戦目は、フリーマーケット特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川文貴騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた48戦目は、一般C3（高知ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で古川文貴騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。11着に敗れた。