イブキジャグラー（2000年生、母グリーンカンザシ）

イブキジャグラー（2000年5月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋曲芸師」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロイヤルタッチ（当時7歳）と交配したグリーンカンザシが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）北陽ファーム。戦績は、中央平地8戦0勝、地方28戦10勝2着7回。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上B2。

経歴

デビュー前

中島敏文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

11月3日、デビュー戦は梶晃啓騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

11月24日、連闘で迎えた3戦目は、P.スマレン騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

12月14日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

3歳（2003年）

2月13日、中8週で迎えた5戦目は、3歳オープンの如月特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は梶晃啓騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大庭和弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

4月27日、中3週で迎えた8戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は梶晃啓騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

11月1日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から37kg増やして迎えた10戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キョウワラックに3/4馬身交わされて2着となった。

11月9日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のケイコサンカンに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月29日、中2週で迎えた12戦目は、永尾正則騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したルイージパワーを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月13日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田順治騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキョウワカイセイに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2004年）

1月5日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は永尾正則騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のライコウナイーブに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

1月19日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は吉田順治騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のドリームエクスに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月10日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアイドロップに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月23日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒカルパトリオットに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

3月6日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（6戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のヒロタイセイを半馬身振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

3月22日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（7戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

9月25日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた20戦目は、安楽成秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

10月24日、中3週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた21戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（8戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヒカルキラキラボシを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月14日、中2週で迎えた22戦目は、権藤学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

11月27日、中1週で迎えた23戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（9戦6勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたスズノスキャン決め手に屈してクビ差の2着となった。

12月19日、中2週で迎えた24戦目は、神楽酒造（株）協賛ひむかのくろうま賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（10戦6勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカミノハートソングを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

5歳（2005年）

1月3日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（11戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のナルコリョジョウに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

1月17日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（12戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアンタロウプをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

2月13日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安楽成秀騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

2月21日、連闘で迎えた28戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 雪/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたザオリンポスマン決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

3月6日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（13戦8勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（14戦8勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（15戦8勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタガジョーピルスンに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月30日、中2週で迎えた32戦目は、立夏特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（16戦9勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた33戦目は、麦秋特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田順治騎手（17戦9勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトシペガサスを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

6月11日、中2週で迎えた34戦目は、原口義史騎手を鞍上に迎えて、夏至特別（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた35戦目は、七夕特別（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で原口義史騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた36戦目は、盛夏特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で原口義史騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。