シックザイン（2019年生、母トリアンドルス）

シックザイン（2019年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「粋な(仏)+存在(独)」。毛色は栗毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時14歳）と交配したトリアンドルスが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はディアレストクラブ。主な勝ち鞍は2022年の3歳以上C2二。

経歴

デビュー前

角田晃一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

6月6日、デビュー戦は角田大和騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は434kg。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

7月31日、中7週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

9月11日、中5週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京ダート1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で角田大和騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で角田大和騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

12月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

3歳（2022年）

2月6日、中7週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は角田大和騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

4月9日、中6週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で角田大和騎手（6戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい9着に終わった。

6月11日、中8週で迎えた9戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

7月18日、中4週で迎えた10戦目は、3歳戦のよさこい盃（高知ダート1400m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

8月21日、中4週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた12戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフさで最後まで踏ん張ったが、勝ったサンライズホークにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

10月6日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るテーオートルネードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月25日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

12月7日、中3週で迎えた16戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた17戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

4歳（2023年）

1月3日、中1週で迎えた18戦目は、C1二4歳以上特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

5月25日、約4か月半の休養明けで迎えた19戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では弾けるように疾駆したが、クァンタムリープにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月15日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフレイムフォースに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

7月5日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のラーに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月28日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（3戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルアラウダに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

8月18日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中学騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

10月8日、中6週で迎えた24戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた25戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 小雨/重）に出走。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に終わった。

10月29日、連闘で迎えた26戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

12月9日、中5週で迎えた27戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

5歳（2024年）

1月21日、中5週で迎えた28戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

2月18日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

3月3日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

5月5日、中8週で迎えた31戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

5月11日、連闘で迎えた32戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のノースディーバをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

5月19日、連闘で迎えた33戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの火打山特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

7月21日、中8週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた34戦目は、3歳以上2勝クラスの米沢特別（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

8月25日、中4週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた35戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの2024ワールドオールスタージョッキーズ第3戦（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

2022年9月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。