ウイニングボール（1987年生、母シャダイグローブ）

ウイニングボール（1987年2月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のミスターシービー（当時7歳）と交配したシャダイグローブが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、地方32戦6勝2着6回。主な勝ち鞍は1992年の4歳以上C2-2。

経歴

デビュー前

宇田明彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1989年）

12月9日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

3歳（1990年）

9月8日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた2戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったイナドタイガーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月6日、中1週で迎えた4戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず14着に敗れた。

10月14日、連闘で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で西園正都騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西園正都騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に敗れた。

4歳（1991年）

4月21日、約5か月半の休み明けで迎えた8戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

5月11日、連闘で迎えた10戦目は、5歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく13着に終わった。

7月7日、中7週で迎えた11戦目は、渡辺正治騎手を鞍上に迎えて、一般C3イ（三条ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた12戦目は、森川一二三騎手を鞍上に迎えて、一般C2（三条ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったレイクナクルから9馬身差の2着となった。

8月1日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2（三条ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で森川一二三騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったツルミスキーから2馬身差の2着に敗北した。

8月15日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1（三条ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森川一二三騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1イ（三条ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森川一二三騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のダービーツバキに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月16日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1イ（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森川一二三騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月22日、連闘で迎えた17戦目は、李成一騎手を鞍上に迎えて、太白山賞（新潟(地)ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月26日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた18戦目は、一般B3ロ（新潟(地)ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は森川一二三騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のシンゲキジョーに3馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

11月5日、中0週で迎えた19戦目は、一般B3（新潟(地)ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は渡辺正治騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた20戦目は、一般B3イ（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺正治騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた21戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般B3（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5歳（1992年）

1月3日、中3週で迎えた22戦目は、一般B3イ（新潟(地)ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は森川一二三騎手（6戦2勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のスターエンペラーに1馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

4月5日、約3か月の休み明けで迎えた23戦目は、一般B3ロ（三条ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森川一二三騎手（7戦3勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた24戦目は、一般B3ロ（三条ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は渡辺正治騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルトヨリーガルから1馬身半差の2着に敗北した。

5月7日、中2週で迎えた25戦目は、一般B3（三条ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は森川一二三騎手（8戦3勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月1日、中3週で迎えた26戦目は、岡田隆騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C4-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったショウハイイチバンから5馬身差の2着に敗北した。

6月15日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C4-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田隆騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた28戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C4-2（金沢ダート1400m 雨/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のミルウィンをクビ差制して雨下の大混戦を制した。

7月20日、中2週で迎えた29戦目は、今治宏信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3-1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた30戦目は、黒木豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3-1（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月11日、連闘で迎えた31戦目は、4歳以上C3-4（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒木豊騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C3-4（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は中川雅之騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた33戦目は、山中利夫騎手を鞍上に迎えて、巌門賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上C3-4（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡田隆騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったエスエムタイセイからアタマ差の2着に甘んじた。

10月11日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上C3-4（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は山中利夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったカガコトブキから半馬身差の2着に敗北した。

10月25日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上C3-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山中利夫騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のコスモウィナーに4馬身の差をつけて5勝目を手中に収めた。

11月10日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上C2-2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山中利夫騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のシンコウカリテに2馬身の差をつけて優勝

11月22日、中1週で迎えた38戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山中利夫騎手（4戦2勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月1日、連闘で迎えた39戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山中利夫騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた40戦目は、4歳以上C2-2（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山中利夫騎手（6戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6歳（1993年）

4月12日、約4か月の休み明けで迎えた41戦目は、4歳以上C3-1（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山中利夫騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた42戦目は、湖南賞（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は黒木豊騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。