アイスウィッチ（2010年生、母アイスドール）

アイスウィッチ（2010年2月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「氷の魔女」。毛色は青鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時11歳）と交配したアイスドールが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方29戦8勝2着8回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上C2-7。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

吉村圭司厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

8月18日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/稍重）に出走。馬体重は432kg。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

9月22日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

10月27日、中4週で馬体重を前走から29kg増やして迎えた3戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上C2 29（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスカイビンテージを次元の違う末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

12月8日、中2週で迎えた5戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したトウカイチェッカーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

4歳（2014年）

1月2日、中3週で迎えた6戦目は、チャレンジシリーズ第34戦（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

2月8日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C2 21（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C2 21（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したメルトアウェイを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月16日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

4月5日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2 21（佐賀ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で竹吉徹騎手（6戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエーシンロンマーを目の覚めるような末脚でハナ差だけ差し切って2勝目を掴み取った。

4月26日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹吉徹騎手（7戦2勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月11日、中1週で迎えた13戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメルトアウェイに4馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

5月31日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず3着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ジュエリーキッスに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月29日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエリモゲイルを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

7月13日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で倉富隆一郎騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、トリロジーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月24日、中5週で迎えた18戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（8戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスパークルエンゼルを別次元の末脚で3/4馬身差し切って5勝目をつかんだ。

9月20日、中1週で迎えた20戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、ブロンズサドル賞（第1戦）（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したドリームスクリーンに3/4馬身届かず2着に敗北した。

10月4日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（6戦3勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったカシノレアネスに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（7戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るトリロジーを次元の違う末脚で半馬身差し切って6勝目を獲得した。

11月8日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（8戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールドパールを鮮やかな末脚で半馬身差し切って優勝

11月22日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（9戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るオニガイを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って制した。

12月14日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で倉富隆一郎騎手（10戦6勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったブラボーデジタルに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月27日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で倉富隆一郎騎手（11戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5歳（2015年）

1月12日、中1週で迎えた27戦目は、おうし座特選（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で倉富隆一郎騎手（12戦6勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた28戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、早緑月特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた29戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、オリオン座特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた30戦目は、サンライズ特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は田中純騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したフェリックスを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

3月29日、中2週で迎えた31戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、SAGAジョッキーズグランプリ（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。