エフティファラオ（2006年生、母プティパ）

エフティファラオ（2006年2月3日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋古代エジプトの君主の称号」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時17歳）と交配したプティパが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地23戦2勝、地方9戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、吉野文雄によって2,940万円で落札された。

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

2月14日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1300m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のカフェマーシャルをクビ差振り切って初白星を挙げた。

5月17日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、3歳500万下の芍薬賞（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

6月28日、中5週で迎えた3戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のいわき特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

10月11日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

12月2日、中4週で迎えた6戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ師走賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

4歳（2010年）

9月19日、約9か月半の休み明けで迎えた7戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

11月6日、中6週で迎えた8戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の土湯温泉特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

5歳（2011年）

2月14日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の小石原特別（小倉芝1200m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず16着に終わった。

4月2日、中6週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

5月7日、中4週で迎えた11戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず13着に終わった。

5月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

10月2日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた13戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

11月13日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のアイティゴールドに1馬身3/4の差をつけて久々に美酒を浴びた。

12月4日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の霞ヶ浦特別（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（3戦1勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

6歳（2012年）

2月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木幡初広騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

3月17日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で木幡初広騎手（5戦1勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

5月26日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

7月21日、中7週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の麒麟山特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（6戦1勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

8月26日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の朝日岳特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（7戦1勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず13着に終わった。

9月29日、中4週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の習志野特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（8戦1勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

12月8日、中9週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の幕張特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（9戦1勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

7歳（2013年）

1月17日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた25戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

2月14日、中3週で迎えた26戦目は、一般C2十二十三（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したヴィサージュにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月21日、中4週で迎えた27戦目は、一般C2十二十三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のチビスパに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

7月18日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた28戦目は、ラベンダー賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、4着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた29戦目は、川越藩のお蔵米記念（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったセレブレートサマーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月11日、中4週で迎えた30戦目は、HBA日高軽種馬農業協同組合賞（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で繁田健一騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

10月11日、中3週で迎えた31戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、帷子川特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

10月21日、中0週で迎えた32戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。