アイティゴールド（2008年生、母トウキュウアビー）

アイティゴールド（2008年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時14歳）と交配したトウキュウアビーが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）岩見牧場。戦績は、中央平地16戦0勝2着3回、中央障害15戦1勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2012年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

10月3日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた2戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1800m 曇/不良）に出走。18頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた4戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

3歳（2011年）

1月22日、中4週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

6月4日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた8戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

8月14日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったミッキーオーラに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

8月27日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた12戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったバンダムミラージュにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

10月16日、中3週で迎えた13戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったエフティファラオにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

11月20日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート2500m 雨/不良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた17戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルサドル特別（船橋ダート1800m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

4歳（2012年）

1月28日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた18戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のティアップブレイズをクビ差制して待望の初白星を挙げた。

2月18日、中2週で迎えた19戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（1戦1勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。14着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた20戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。13着に終わった。

4月29日、中7週で迎えた21戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月3日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月30日、中3週で迎えた23戦目は、福島ジャンプステークス（福島障害芝3380m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた24戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は高野和馬騎手（2戦1勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。12着に終わった。

11月17日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた25戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 小雨/良）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた26戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で大江原圭騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた27戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 曇/稍重）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で大江原圭騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（2013年）

2月2日、中5週で迎えた28戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で大江原圭騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月1日、約7か月の休み明けで迎えた29戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。14着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた30戦目は、障害3歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

6歳（2014年）

1月11日、約3か月半の休養明けで迎えた31戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は大江原圭騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月8日、中7週で迎えた32戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で大江原圭騎手（5戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。