ティアップブレイズ（2008年生、母ドリームシンデレラ）

ティアップブレイズ（2008年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋輝く炎のように」。毛色は鹿毛。種牡馬のリンカーン（当時8歳）と交配したドリームシンデレラが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は三木田牧場。戦績は、中央平地10戦1勝、中央障害9戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の障害3歳以上オープン。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三木田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、三木田牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、田中昇によって325.5万円で落札された。

高木登厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

9月12日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

11月6日、中5週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

3歳（2011年）

1月9日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、3着を確保した。

1月29日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて先頭を奪い、最後は2着のベルウッドサヴァンに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月25日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の銚子特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

8月27日、中8週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（6戦1勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

4歳（2012年）

1月28日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。最後は、勝ったアイティゴールドからクビ差の2着に惜敗した。

3月31日、中8週で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったメジロサンノウからクビ差の2着に甘んじた。

4月28日、中3週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったスマートカンパニーからクビ差の2着に甘んじた。

5月26日、中3週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐雄祐騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のオウケンウッドに6馬身の差をつけて1番人気に応えた。

6月17日、中2週で迎えた15戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐雄祐騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のグランドチャペルに3/4馬身の差をつけて3勝目を収める

10月14日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で五十嵐雄祐騎手（5戦2勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2013年）

4月28日、約6か月半の休み明けで迎えた17戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。3着に入った。

5月18日、中2週で迎えた18戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月22日、中4週で迎えた19戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/稍重）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（6戦2勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。14着に終わった。