フジラッキーボーイ（1995年生、母マイネクノスペン）
Fuji Lucky Boy
1995.03.13
フジラッキーボーイ（1995年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のイブンベイ（当時11歳）と交配したマイネクノスペンが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）柏台牧場。戦績は、中央平地24戦3勝2着3回、地方10戦1勝2着3回。1998年の若葉ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
高市圭二厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（1997年）
8月31日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。
9月13日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。
10月5日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のタヤスシュゼットに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。
10月19日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。
11月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下のからまつ賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。
11月15日、連闘で迎えた6戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の東京スポーツ杯3歳ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。
11月29日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。
12月13日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るハリマオーを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って優勝
3歳（1998年）
1月25日、中5週で迎えた9戦目は、3歳オープンのジュニアカップ（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（7戦2勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。
2月15日、中2週で迎えた10戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の共同通信杯4歳ステークス（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。
3月8日、中2週で迎えた11戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。
3月28日、中2週で迎えた12戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若葉ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、伸びてきたグリーンプレゼンス決め手に屈してクビ差の2着となった。
4月19日、中2週で迎えた13戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。
5月9日、中2週で迎えた14戦目は、3歳G3の青葉賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では今一つ伸び切れず16着に終わった。
9月12日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、G3のエルムステークス（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。
10月3日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の九十九里特別（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（8戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。
10月24日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の飯坂特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。
11月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上900万下のTVKテレビ賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（9戦2勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり8着に終わった。
12月19日、中4週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上900万下の香取特別（中山芝2200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（10戦2勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、サイレントセイバーに交わされて2馬身差の2着となった。
4歳（1999年）
1月6日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の東雲賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（11戦2勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたシンコウシングラー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。
1月16日、中0週で迎えた21戦目は、S.サンダース騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の初茜賞（中山芝2200m 外回り 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のコスモブレイザーを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。
2月6日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（12戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。
5歳（2000年）
12月2日、約22か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた23戦目は、4歳以上900万下の豊明特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は橋本広喜騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。
12月16日、中1週で迎えた24戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の鳴海特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。
6歳（2001年）
4月22日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から40kg増やして迎えた25戦目は、長橋秀樹騎手を鞍上に迎えて、一般A2（上山ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったベストライナーから1馬身差の2着となった。
5月5日、中1週で迎えた26戦目は、須田英之騎手を鞍上に迎えて、新庄まつり特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。
5月15日、中0週で迎えた27戦目は、エメラルド特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は長橋秀樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。
6月17日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、パール特別（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長橋秀樹騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったハイフレンドアトムから3馬身差の2着となった。
7月1日、中1週で迎えた29戦目は、ルビー特別（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で長橋秀樹騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。
8月11日、中5週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた30戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、一般E（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。
9月1日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた31戦目は、一般E（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。
7歳（2002年）
3月18日、約6か月半の休み明けで迎えた32戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般E（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のアニオスイーストに半馬身の差をつけて久しぶりの実戦を制した。
4月7日、中2週で迎えた33戦目は、一般E（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったコクサイスピードから4馬身差の2着となった。
5月25日、中6週で迎えた34戦目は、一般E（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。