コスモブレイザー（1995年生、母ハーデイピユアー）

コスモブレイザー（1995年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のボーザム（当時11歳）と交配したハーデイピユアーが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は乾皆雄。戦績は、中央平地38戦4勝2着4回。2001年のアメリカジョッキークラブカップ(G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大江原哲厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

1月10日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。馬体重は406kg。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったディヴァインライトに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

1月24日、中1週で迎えた2戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったジャストアンバーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月14日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月21日、連闘で迎えた4戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したロードハイスピードを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月15日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（2戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタカミツローズを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4月19日、中4週で迎えた6戦目は、4歳500万下の山藤賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月19日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

10月11日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

11月14日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（5戦1勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月6日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のカサイシップウに1馬身3/4の差をつけて2勝目を奪取した。

12月27日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4歳（1999年）

1月16日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の初茜賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したフジラッキーボーイに半馬身届かず2着に敗北した。

1月24日、連闘で迎えた15戦目は、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

2月21日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた18戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の明石特別（阪神芝2000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

6月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、4歳以上500万下の湯川特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（5戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の北洋特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

7月17日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の八甲田山特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（7戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシンボリメロディーを3/4馬身振り切って3勝目を手に入れた。

8月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上900万下の支笏湖特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

5歳（2000年）

3月26日、約7か月半の休み明けで迎えた23戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の安房特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（9戦2勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入った。

5月6日、中3週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下の陣馬特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（10戦2勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい5着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の青嵐賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（11戦2勝）。17頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた27戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京芝1600m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

10月15日、約4か月の休養明けで迎えた28戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の清滝特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた29戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の渡利特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上900万下の東山特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上900万下の美浦特別（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

12月24日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のヤマヒサヒロインに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

6歳（2001年）

1月21日、中3週で迎えた33戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

2月11日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3200m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に終わった。

3月24日、中5週で迎えた35戦目は、G2の日経賞（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

6月3日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた36戦目は、4歳以上1600万下のジューンステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

9月29日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた37戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の九十九里特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた38戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の姫川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。