エシェロン（2019年生、母ノーモアクライ）

エシェロン（2019年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「飛行機の梯形編成」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のトーセンラー（当時11歳）と交配したノーモアクライが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は山岡牧場。戦績は、中央平地16戦1勝2着1回、地方10戦0勝。主な勝ち鞍は2021年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山岡牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月3日、デビュー戦は杉原誠人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

7月18日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシゲルファンノユメにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

8月1日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のチアリングに3/4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

9月25日、中7週で迎えた4戦目は、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉原誠人騎手（3戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

11月14日、中6週で迎えた5戦目は、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉原誠人騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた6戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい8着に終わった。

3歳（2022年）

7月3日、約7か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（5戦1勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚が残っておらず14着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（7戦1勝）。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

10月16日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で4番ゲートからスタート。14着に終わった。

10月23日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水沼元輝騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

4歳（2023年）

2月26日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

4月29日、中8週で馬体重を前走から24kg絞って迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

5月7日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は水沼元輝騎手（2戦0勝）。17頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

11月12日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水沼元輝騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

11月18日、連闘で迎えた16戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/重）に出走。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

12月22日、中4週で迎えた17戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、モスコミュール賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

5歳（2024年）

1月3日、中1週で迎えた18戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、大渦しい奥田ろこ感謝記念（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた19戦目は、東川慎騎手を鞍上に迎えて、詠真誕生日記念2024（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

2月2日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、一般C4（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川慎騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた21戦目は、一般C4（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は細川智史騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた22戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C4（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

3月25日、中2週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた23戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、無料ネット新聞うまかつ.net金沢賞（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

4月9日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた24戦目は、兼子千央騎手を鞍上に迎えて、胡桃澤ももデビュー3周年記念（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2十三（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で兼子千央騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた26戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、祭りなら!俺の中にある!杯特別編成（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。