シゲルファンノユメ（2019年生、母ノーザンスター）

シゲルファンノユメ（2019年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ファンの夢」。毛色は鹿毛。種牡馬のディーマジェスティ（当時6歳）と交配したノーザンスターが19歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田農場。2021年のカンナステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、土田農場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって1,210万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、森中蕃によって3,410万円で落札された。

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月4日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は466kg。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したニシノレバンテに3/4馬身届かず2着に敗北した。

7月18日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のエシェロンに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月25日、中9週で迎えた3戦目は、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したコラリンに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月6日、中5週で迎えた4戦目は、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で三浦皇成騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に敗れた。

12月11日、中4週で迎えた5戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

3歳（2022年）

1月9日、中3週で迎えた6戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの朱竹賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したリトスを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月13日、中8週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のセッカチケーンを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

5月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の葵ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、6着に終わった。

7月9日、中5週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの潮騒特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したソウテンにクビ差届かず2着に惜敗した。

7月17日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの湯の川温泉特別（函館芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

9月10日、中7週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの汐留特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山武史騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。

4歳（2023年）

1月15日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で横山武史騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

2月18日、中4週で迎えた14戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの紫川特別（小倉芝1200m 小雨/稍重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に敗れた。

5月13日、中8週で迎えた16戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず13着に敗れた。

7月8日、中7週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスの潮騒特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したラキエータに3/4馬身届かず2着となった。

7月16日、連闘で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの湯の川温泉特別（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は横山武史騎手（7戦1勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

9月2日、中6週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの知床特別（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は菅原明良騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に敗れた。

9月30日、中3週で迎えた20戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

10月21日、中2週で迎えた21戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、5着に終わった。

11月5日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、逃げるダノンセシボンを差し切れず、1馬身差の2着となった。

12月3日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた23戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のフィールザワールドをクビ差振り切って久々に美酒を浴びた。

2023年12月15日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。