ニシノレバンテ（2019年生、母ワイキキブリーズ）

ニシノレバンテ（2019年2月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+地中海に吹く東風」。毛色は鹿毛。種牡馬のイスラボニータ（当時8歳）と交配したワイキキブリーズが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は折手牧場。2021年の福島2歳ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

栗田徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月4日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は488kg。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて、最後は2着のシゲルファンノユメを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

8月7日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

11月14日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったウインマーベルにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

12月11日、中3週で迎えた4戦目は、2歳1勝クラスの黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のジョーブリッランテに1馬身3/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

3歳（2022年）

3月19日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。18頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

5月28日、中9週で迎えた6戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の葵ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

6月26日、中3週で迎えた7戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのHTB杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい9着に敗れた。

8月7日、中5週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスのHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい最後はカバーガールと並んで10着同着となった。

10月1日、中7週で迎えた9戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に敗れた。

11月12日、中5週で迎えた10戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

12月11日、中3週で迎えた11戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

4歳（2023年）

1月22日、中5週で迎えた12戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

2月12日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

3月19日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

4月30日、中5週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ベストフィーリングにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5月27日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラスの葉山特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

5歳（2024年）

1月21日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で杉原誠人騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスのテレビ山梨杯（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉原誠人騎手（5戦0勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉原誠人騎手（6戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

4月20日、中6週で迎えた20戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい14着に終わった。