カバーガール（2018年生、母ショウナンカラット）

カバーガール（2018年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「雑誌などの表紙にモデルとして使われる女性」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダイワメジャー（当時17歳）と交配したショウナンカラットが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は桑田牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

9月21日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入った。

10月11日、中2週で迎えた2戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

12月13日、中8週で迎えた3戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3歳（2021年）

1月10日、中3週で迎えた4戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したサトノスカイターフにアタマ差届かず2着に惜敗した。

2月27日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

4月24日、中7週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のマテンロウアスカに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月8日、中1週で迎えた8戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

7月11日、中8週で迎えた9戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のメイショウツワブキをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

7月31日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの美利河特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

8月22日、中2週で迎えた11戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの手稲山特別（札幌芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

11月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず11着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた13戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

12月26日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスのキャンドルライト賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

4歳（2022年）

6月11日、約5か月半の休養明けで迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスの函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

6月18日、連闘で迎えた16戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのSTV杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく10着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた17戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの函館道新スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた18戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの湯の川温泉特別（函館芝1200m 雨/重）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したタツリュウオーにクビ差届かず2着となった。

8月7日、中2週で迎えた19戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく最後はニシノレバンテと並んで10着同着となった。

8月21日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの手稲山特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

9月3日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの札幌スポニチ賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月1日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたルピナスリード決め手に屈して半馬身差の2着となった。

10月29日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のリヴェールをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

12月18日、中6週で迎えた24戦目は、3歳以上3勝クラスの六甲アイランドステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい12着に敗れた。

5歳（2023年）

1月8日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上3勝クラスの新春ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（4戦2勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて11着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた26戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの巌流島ステークス（小倉芝1200m 曇/重）に出走。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

3月18日、中6週で迎えた27戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

2023年3月23日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。