シゲルキチョウ（2007年生、母シゲルマスカイ）

シゲルキチョウ（2007年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋織田信長の正室濃姫の諱・帰蝶より」。毛色は鹿毛。種牡馬のデザートキング（当時13歳）と交配したシゲルマスカイが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は長濱秀昭。戦績は、中央平地6戦0勝、地方31戦4勝2着8回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上C2 26。

経歴

デビュー前

須貝尚介厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

10月11日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。17頭立ての17番人気で大外17番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では切れる脚を使えず17着に終わった。

12月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

3歳（2010年）

1月17日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

8月14日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

9月11日、中3週で迎えた6戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

10月16日、中4週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた7戦目は、清水裕一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 23（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月30日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で清水裕一騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のキョウワクインビーに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月7日、連闘で迎えた9戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 34（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C2 21（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は清水裕一騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったスイングサンデーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

11月27日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上C2 33（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で清水裕一騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったメイショウアカドウに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月12日、中1週で迎えた12戦目は、BAOO天文館協賛（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で清水裕一騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、コスモアレストにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

12月19日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上C2 29（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で清水裕一騎手（5戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

4歳（2011年）

1月2日、中1週で迎えた14戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 18（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったシルクレイズを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

1月22日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は清水裕一騎手（6戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

2月9日、中2週で迎えた16戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた17戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中越豊光騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中越豊光騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C3四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中越豊光騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C3三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で中越豊光騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

5月28日、中3週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた22戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 12（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のコクリュウオーに4馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

6月12日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエムエムキセキを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて制した。

7月9日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったサスケハナに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

7月30日、中2週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた26戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったユメノオツゲにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

8月16日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のドリームカクテルに1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月10日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ユメノオツゲに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

9月18日、連闘で迎えた29戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山口勲騎手（7戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山口勲騎手（8戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったドリームカクテルに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5歳（2012年）

2月18日、約4か月半の休養明けで迎えた31戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 18（佐賀ダート1400m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

2月25日、連闘で迎えた32戦目は、4歳以上C2 33（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は清水裕一騎手（7戦1勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は山下裕貴騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

4月7日、中3週で迎えた34戦目は、4歳以上C2 19（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（2戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた35戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

5月6日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた36戦目は、小山紗知伽騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 27（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

5月13日、連闘で迎えた37戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、チャレンジレース（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。