ワタリサイレンス（2004年生、母ヤングラブダンサー）

ワタリサイレンス（2004年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヤマニンリスペクト（当時7歳）と交配したヤングラブダンサーが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）マツケン農場。戦績は、地方37戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年のジューンフラワー賞。

経歴

デビュー前

村上昌幸厩舎（水沢）へ入厩。

2歳（2006年）

7月1日、デビュー戦は小林俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（水沢ダート850m 曇/良）に出走。馬体重は495kg。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

7月31日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月28日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた4戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のホープフル（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シアトルプリンセスに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月24日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で村松学騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた6戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村松学騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

12月7日、中4週で迎えた8戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた9戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

3歳（2007年）

1月9日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた11戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた12戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた13戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のシャインフレイバーを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

4月24日、中3週で迎えた14戦目は、3歳戦のツイントップ特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた16戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のグリーンステージ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、ビービーレンジャーにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

6月13日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦のジューンフラワー賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアツキオモイを交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

7月6日、中2週で迎えた18戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、彦星特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、ソウシュウペガサスに半馬身交わされて2着となった。

7月20日、中1週で迎えた19戦目は、江ノ島特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。逃げを打ち、かなり遅いペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた20戦目は、3歳戦の芙蓉賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた21戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、綺羅星特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、3着に入った。

9月13日、中1週で迎えた22戦目は、赤富士特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。

10月8日、中3週で迎えた23戦目は、稲村ヶ崎特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2008年）

2月19日、約4か月半の休養明けで迎えた24戦目は、三条特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

3月6日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、草萌特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた26戦目は、六分儀座特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた27戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、卯月特別（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた28戦目は、飛鳥山特別（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

5月2日、連闘で馬体重を前走から16kg減らして迎えた29戦目は、マーガレット特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、かなり緩いペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

6月11日、中5週で迎えた30戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、荷風特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

7月18日、中4週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた31戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、波うさぎ賞（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた32戦目は、一般C1二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1二（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

8月27日、連闘で迎えた34戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、日暮特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

9月4日、連闘で迎えた35戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は森下博騎手（3戦1勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた36戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、浦島特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

12月9日、中9週で迎えた37戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は森下博騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。